いろいろな家づくりをサポートしていきたい。
タテヤマアドバンスは、
店舗の内外装から設備、什器類、屋外看板まで、
商業空間のトータルプロデュースを通じて、
店舗作りに不可欠な役割を担っている。

こうした店舗を支える存在であることに
礒貝は大きなやりがいを感じている。
そして、営業マンとして自分自身を成長させるために、
今日も“動”と“静”の仕事に取り組む。
2006年入社 経済学部経済学科卒業
三協立山(株)タテヤマアドバンス社
埼玉支店 商業施設営業課
礒貝祐介
2006年4月
2006年5月
立山アルミ(当時)入社
タテヤマアドバンス(転籍)
埼玉支店 商業施設営業課


北海道、宮城、石川、京都、鳥取、宮崎……。
これは礒貝が入社以来、県外出張で訪れた都道府県名である。
「こんなに全国を飛び回る仕事だとは思っていませんでした」
そう言って礒貝は苦笑いを浮かべる。
タテヤマアドバンスの商業施設事業部門の役割は、店舗の内外装から設備、什器類、屋外看板まで、商業空間をトータルにプロデュースすることにある。
埼玉支店に所属する礒貝は、埼玉、栃木、茨城、新潟、長野エリアを担当している。そして、エリア内にある電気店やホームセンター等の本部、代理店などに営業を行い、新規出店や店舗改装の物件に対応している。
具体的には、店舗のレイアウト図を基に顧客と打ち合わせを行い、必要な什器、陳列棚、ラック、装飾品等の仕様や数量などを決定。什器類の納品や工事の施工管理までを担当する。先に記した都道府県名は、礒貝が施工管理に出向いた土地である。
店舗の規模によって増減はあるが、使用されるアイテム数は万から数10万単位に達する。それを1アイテムずつチェックするのも営業マンの仕事だ。
「全部チェックするには何日もかかります。見積もりをするにも時間が必要ですから、根気が必要な仕事ですね」
全国を飛び回る“動”と細かいデスクワークに集中する“静”が背中合わせになっている。それが礒貝の日常風景なのである。


「店舗ができあがっていく経過を目の当たりにするのは面白いですし、完成した時は感動しますね。本当に嬉しいですよ」
そう話す礒貝は印象に残っている仕事を2つ挙げる。
1つは2006年3月に担当した埼玉県内のホームセンターである。売場面積が3500uで、初めて手がける大きな物件であった。
「その月は毎日のように現場に通いました。施工現場では職人さんに頼ってばかりでしたが、無事にオープンしてほっとしたことを覚えています」
もう1つは、2007年春に担当した石川県内のホームセンターの改装。礒貝は何度も現地に泊まり込みで足を運び、施工管理を行った。
「それまでとは違い、手配関係などをある程度一人で手がけた物件だったので、最初は不安でしたね。でも、何とか完成させることができたことで、自分に少し自信が持てるようになりました」
礒貝は施工現場では、積極的に作業を手伝っている。現場では自分より年上の職人がほとんどで、「クセのある人が多い」(礒貝)。
工事をスケジュール通りに進めるためには、職人たちとの良好なコミュニケーションが不可欠となる。
「自分の親のような年齢の職人さんも多く、最初は大変でした。現場で怒られたこともあります。でも、今ではうまくコミュニケーションがとれていると思います。常に笑顔で接することを心がけています」
まだまだ経験不足、と自分を客観視する礒貝であるが、着実なステップアップを続けているようだ。


礒貝は自分の仕事、つまりタテヤマアドバンスの商業施設事業を裏方と捉えている。
と同時に、必要不可欠な役割を果たしているとも考えている。
当然のことではあるが、店舗の主役はあくまで商品であり、什器類は脇役に過ぎない。来店者の視線も商品に注がれる。
しかし、什器類がなければ、売場は成り立たない。決して商品より目立ってはいけないが、例えば色を変えるだけで、店内の雰囲気を大きく変える力も持っている。
「一般の人にはなじみのない仕事かもしれないですね。私も入社するまで、こんな仕事があることは知りませんでした。でも、店舗にはなくてはならない部分を担っています。縁の下の力持ちとして、店舗を支えていく仕事なんです」
礒貝は入社以来、商業施設に入るたびに、商品よりも什器類に視線が向くようになったと笑う。自分が手がけた店舗の客の入りも気にするようになった。
そして、礒貝は誰もが知っている大手流通企業が全国展開しているSC(スーパーセンター)、コンビ二エンスストアチェーンなどの社名を口にした。
「埼玉支店の管轄ではないですけど、タテヤマアドバンスが売場作りや屋外看板を担当しているんです。支店のすぐそばにあるコンビニの看板もそうなんですよ」
礒貝は少し誇らしげに言葉を続けた。


「今はまだ、規模の小さな物件ばかりですが、将来的には大きな物件を担当してみたいと思っています。そして、什器類だけではなく、内外装を含めた店舗作りを手がけてみたいですね」
礒貝ははっきりとした口調で今後の目標を話す。そして、そのためには自分に何が必要かもわかっている。
「先輩たちの仕事を見ていると、現場での対応力があるんですよ。自分に足りない部分を盗んでいくことを心がけています。細かい数字の管理もしっかりやっていきたいし、流通業の知識も増やしていきたい。お客様にも積極的にアプローチして、信頼される営業マンになりたいですね」
礒貝によると、タテヤマアドバンスは他社に比べ、きめ細かな対応が顧客から高く評価されているという。
「お客様はタテヤマアドバンスに対して、泥臭いイメージを持っているようです。それは誉め言葉だと思っています。先輩たちが築いてきたものを受け継いでいきたいですね。タテヤマアドバンスはSTHDグループの中では規模が小さい会社です。でも、利益率は高いんですよ。その特長をさらに伸ばして、グループ内で存在感を発揮していきたいと思っています」
そのためにはまず、自分自身の存在感を増すことが必要になる。
だから礒貝は今日も、“動”と“静”の仕事を泥臭く繰り返す。

就職活動では、あまり気張らず背伸びしないことが大切だと思います。ありのままの自分を出すことを心がけてほしいですね。同期とは職場は別々ですが、研修で顔を合わせる機会もあり、仕事内容を話し合ったりして、お互いに刺激を受け合っています。開発部門に同期がいるので、アイテムに関してわからないことがあれば、気軽に問い合わせできるので助かっています。埼玉での生活は初めてですが、東京にも近く、住みやすい土地だと思っています。休日は学生時代の友人と会ったり、会社の野球チームで草野球を楽しんでいます。職場にはまだ後輩はいませんが、素直で一生懸命仕事に取り組める人と働きたいですね。私自身、後輩に対して優しく指導できる先輩になりたいと思っています。
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