「使い勝手が良く、女性が欲しくなるような商品の開発に励んでいます。大切にしているのは女性の感性。苦労の末、納得できるモノが完成した時はやりがいを感じますね」
入社3年目の増井は、玄関ドアの一つ「ラフォース」シリーズの設計を担当している。このシリーズは企画から開発まで、三協立山アルミの女性社員が手掛けている。親しみの持てるデザインと、使う人のことを考えた機能性を兼ね備えた主力商品だ。
企画・デザイン部門が考案したデザインを基に、生産部門用の設計図を作成するのが増井の仕事。扉全体のサイズや、外側と内側に取り付ける各パーツの大きさや厚みを定めるなど、製品をイメージ通りに仕上げるために、間違いの許されない重要な役割を担っている。
増井が開発に携わったのは、最新のシリーズ第4弾。使いやすさを重視して、ドアの取っ手には上下左右どの方向からでも、手を添えるだけで簡単に開閉ができるプレートを採用した。さらに最近の住宅事情を考慮し、幅が異なる2枚の「親子ドア」を用い、ワイドサイズの1枚ドアよりも開閉時の出幅を抑えた。また、室内側の色調を白で統一し、明るく広い玄関を演出している。
「暮らし目線」から誕生した玄関ドアには、随所に女性ならではの細やかな心配りが感じられる。
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