いろいろな家づくりをサポートしていきたい。
三協立山アルミは多様化、個性化するニーズに応え、
多彩な商品群とトータルなサービスで
快適な住空間の提供に努めている。

河野が本格的に住宅建材営業を始めてようやく1年が経った。
仕事を通じて、自分に足りないもの、求められるものが見えていく。
そして、一歩ずつステップアップしていきたいと考えている。
様々なニーズに応える家づくりをサポートできる営業マンになるために──。
2004年入社 経営学部経営学科卒業
三協立山(株)三協アルミ社
関東住宅建材支店
東京営業部 住宅建材課
河野亮介
2004年4月
2004年6月
三協アルミ(当時)入社
関東住宅建材支店
東京営業部 住宅建材課


河野は現在、担当する都内の代理店、工務店に対してルート営業を行っている。
入社3年目であるが、入社後の1年間は積算業務を担当していたため、実際に営業活動を始めてまだ1年余り。“駆け出し営業マン”と呼んでいいキャリアである。
「今は仕事に慣れかけてきたかな、という段階です。営業活動を始める前に積算業務を経験したことで、商品知識を増やすこともできました。ただ、まだまだ経験不足ですね。営業は自分の責任で判断を下さないといけない場面もありますから。また、建築に関する幅広い知識をもっと身に付ける必要があります」
また、新会社三協立山アルミが発足して間もない時期ゆえの問題もある。
旧三協アルミと旧立山アルミでは営業スタイルに違いがあり、住宅建材部門では旧三協アルミのスタイルへの統一が進んでいる。
河野の担当する代理店、工務店はもともと旧立山アルミの顧客だったため、従来のスタイルを新しいスタイルに切り替えていかなくてはならない。河野にとってその作業は、かなりの労力を要するものなのである。
「正直言って、今は目いっぱいの状態ですね。判断力、仕事を進めるスピードも不足しています。例えば10年後の自分をイメージできる余裕はありません。だから、一歩ずつステップアップしていきたいと思っています」
河野は自らに言い聞かせるように言った。


「自社商品が使われた物件が完成した時、この仕事の面白さ、やりがいを感じますね」
そう話す河野には、忘れられない仕事がある。
西東京営業所から現部署に異動する直前に手がけた都内の建売住宅物件だ。
その物件のカーポートに、発売されたばかりの新商品『メイクゲート』が採用されたのである。しかも、『メイクゲート』の最初の施工例であり、その物件が自社のカタログに掲載されることになったのである。
それは河野にとって、大きな喜びとささやかな自信にもなった。
「『メイクゲート』をはじめ、三協立山アルミは商品開発力に優れていると思います。例えば、アルミの室内建材シリーズ『AMIS』は人気も高く、他社も類似商品を出してきたくらいですから。もちろん、営業には大きなプラスになっています。私自身、どんな新商品が発売されるのか楽しみですし、自分の家にも使いたいですね」
街を歩いていると、自社商品が使用されている家が目に入るようになったと河野は笑う。
「やっぱり嬉しいですよ。そんな家をもっと増やしていきたいですね」
河野は声を弾ませた。


その一方で、現部署に異動直後、河野は苦い経験をした。
「担当している工務店から商品の問い合わせを受けた際、ないものをあると答えてしまったんです。異動間もない頃で慌しかったこともあり、確認を怠ってしまったんです。調べればすぐに分かることだったのに……その結果、現場でもトラブルになってしまいました」
以来、河野は常に確認、連絡、報告の徹底を実践している。
河野のデスクには小さなメモ用紙が何枚も置かれている。仕事の注意点や確認事項を記したものだ。
「もともとが細かい性格なので、何でもメモするようになりました。デスクが汚くなるんですけど」
そう言って河野は苦笑する。
だが、失敗を次の成功につなげるために、河野はメモ書きの労を惜しまない。
そして、不明点や疑問点は積極的に質問するようにも心がけている。
「社内はもちろんですが、お客様に対しても同じです。ミスをなくすことになるだけでなく、自分の知識を増やし、コミュニケーションを深めることにもつながりますから。だから、お客様との打ち合わせも時間がかかってしまいますね」
小さいこと、細かいことの積み重ねが、河野を一歩前に進ませる。


河野が三協アルミ(当時)を志望したのは、家づくりに関係した仕事をしたかったからだ。
父親が建設関係の仕事に就いていたこともあって、小さい頃から住宅への関心が強かったのである。
「就職活動ではハウスメーカーを中心に、住宅設備やサッシ関係の企業を回りました。三協アルミの説明会に参加した時、アルミの用途の広さに興味を持ったことが入社のきっかけになりました」
そして、希望通り、住宅建材の営業担当になった。
「これからも住宅建材部門で働きたいですね。例えば、ビル建材部門ではスケールの大きな仕事ができると思います。でも、私はいろいろな家づくりに関わり、家づくりのサポートをすることにやりがいと面白さを感じているんです」
河野が扱っている商品は、あくまで家の部材である。だが、家の個性を高め、快適な住空間の創造に重要な役割を果たしている。
河野は三重県出身で学生時代を大阪で過ごした。従って、東京は未知の土地でもある。
「東京での生活は、運転以外は慣れました。私は寮生活ですが、住み心地はいいですよ。まだまだ東京で経験と実績を積み重ねていきたいと思います」
そう言って河野は明るい笑顔を見せた。
10年後の自分の姿はまだ見えないが、やりたいことは明確になっている。
その実現に向けて、河野は今日も一歩ずつ前に進む。
就職活動中のみなさんへ
就職活動に際しては、いろいろな業種の企業説明会に参加して、多くの情報を集めることが大切だと思います。実際に参加することで、自分に向いているかいないかを知ることができます。また、それほど興味のない業種であっても、就きたいと思える職種、入社したいと思える企業が見つかるかもしれません。私も最初はハウスメーカーを希望していましたが、業種の幅を広げて三協アルミの説明会に参加したことが入社のきっかけになりましたから。私の所属する東京営業部住宅建材課は20歳代の社員も多く、いつもワイワイガヤガヤの楽しい雰囲気があって働きやすい職場です。寮生活では他部署の人とも知り合いになれるのがいいですね。休日は寮の仲間でキャンプやスノーボードなどを楽しんでいます。
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